特許事務所の業務

特許事務所の業務を説明いたします。

特許事務所の業務

ある程度の規模の特許事務所では、技術者と事務員の業務が分かれているところがあります。

技術者の業務としては、

１．国内出願明細書作成
２．国際出願明細書作成（パリルート、ＰＣＴルート）
３．国内外中間処理
４．明細書、オフィスアクションの翻訳
５．鑑定

等があります。

内外の案件では、国内メーカーが和文で国内出願をして（上記１）、その出願を基礎とする国際出願をして（上記２）、さらに各国に移行する場合が多いようです。外内の案件ではその逆となります。

最初から英文で国内出願する場合もありますが、数としては少ないです。「早い者勝ち」な特許出願の性質から、和文による出願が好まれるためです。翻訳にはそれなりに時間が掛かります。

また、国際出願はしないで国内出願のみという場合もあります。もっぱら国内出願しかしないというクライアントもあります。

いずれにしろ、どのように出願するかはクライアントのビジネス戦略および予算などにより決定されます。