弁理士試験に挑戦する前に

弁理士試験を受験する前に、受験する目的をはっきりさせておきましょう。

弁理士試験に挑戦する前に

水を差すようで恐縮ですが、弁理士試験を受験する前に、根本的に「なぜ自分は弁理士になりたいのか」をよく考えてみましょう。

特許事務所に勤めているから、知財に興味があるから、自分の能力が活かせるから、報酬が高いから・・・など人によって動機は様々です。確かに報酬は、いわゆる士業の中では高い方だと言われています。

しかし、どんな仕事にも当てはまりますが、特許事務所の業務についても向いている人と向いていない人がいます。

特許の仕事に従事していない限り、弁理士の実務がどのようなものか把握している人は案外少ないものです。どのような業務をしているか、何らかの形で実感しておく必要があるでしょう。

弁理士の先生方に直接お話を聞けない状況であれば、弁理士先生のブログを拝見するのもよいでしょう。LECで行っている弁理士の先生方の講演会に行くのも一つの方法です。講演会を録画したDVDも購入することができます。 苦労して司法試験に合格し、弁護士になったものの、ヒトのもめ事ばかり扱っていてイヤになってしまったという人もいます。幸か不幸か（？）弁理士登録してしまったら引くに引けなくなります。

従いまして、最初の時点で、なぜ自分が弁理士試験の受験をするのかを明確にしましょう。それが勉強のモチベーションにも繋がるかもしれません。